神保町駅前皮膚科・アレルギー科
皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科
03-5577-3877
月曜から金曜まで毎日診療
休診日/土曜日・日曜日・祝日
皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科
03-5577-3877
月曜から金曜まで毎日診療
休診日/土曜日・日曜日・祝日
神保町駅前皮膚科 通信
お知らせ & 日々のこと
皮膚の水分量が低下し、カサカサ粉をふいたように乾燥した状態を乾皮症といいます。
これからの季節は煖房や空気の乾燥が乾皮症を誘発します。
カサカサした角質をタオルなどでゴシゴシ洗っている方はすぐに止めてください。
必要な皮脂や天然保湿因子が減少し、さらに進行すると表皮がヒビ割れたりします。
この状態を皮脂欠乏症といい、これは季節に関係なく加齢でも発症します。
皮膚表面の角質層では、皮脂、アミノ酸、塩分が水分の蒸発を防ぐ働きをしてくれます。
体の洗い過ぎはその機能を低下させてしまうので注意が必要です。
皮脂欠乏症を放っておくと、赤み痒みを伴う皮脂欠乏性湿疹となり、掻けば掻くほど悪化し難治性ものに変化していきます。
冬の乾燥肌を軽視せず、しっかり保湿剤でケアしておきましょう。
できれば加湿器等で室内湿度を保ちましょう。
熱いお風呂や硫黄成分を含んだ入浴剤は皮膚の乾燥を悪化させます。
ぬるめのお湯に適度に浸かり、低刺激のボディーソープを泡立てて、泡と手で優しく洗いましょう。
肌に良いとされる温泉でも、入浴後には保湿剤の使用をおすすめします。
保湿剤には軟膏、クリーム、ローション等の種類がありますが、夏はさっぱりした使用感のローション、冬はしっかり保護する軟膏やクリームタイプに変えてみるのも良いでしょう。
皮膚科ではこういった保湿剤の処方も行っております。
ヒルドイド等のヘパリン類似物質や、プロペト等の白色ワセリンが代表的ですね。
赤み痒みがあるような皮脂欠乏性湿疹には部位や症状に合わせたステロイドの塗り薬や、抗ヒスタミン剤の内服で治療します。
入浴習慣の見直しと早期治療でしっとりすべすべなお肌を手に入れましょう。