掌蹠膿疱症 ~症状~

どんな病気?
掌蹠膿疱症は、手のひらや足の裏に、左右対称性にうみ(膿疱)が繰り返しできる皮膚の病気です。膿疱とともに紅い斑点(紅斑)や鱗屑と呼ばれるカサカサしたフケのようなものがあらわれます。
かぜや扁桃炎などの上気道炎症状などがきっかけとなって膿疱がでてくることがあります。

掌蹠膿疱症の症状
小水疱(みずぶくれ)、小膿疱(うみ)
 1~5mm程度の大きさの小水疱や小膿疱ができます。

炎症
 主に小水疱や小膿疱の周りに炎症反応がみられます。

かゆみ
 膿疱ができる部位にかゆみがみられる場合があります。

爪の変形・にごり
 頻度は低いですが、爪や変形やにごりがみられる場合があります。

症状の変化
まず透明な小水疱や黄色い小膿疱ができます。これが次第に茶色くにごり、かさぶたになります。最終的にそのかさぶたがはがれ落ちます。
この過程で紅斑が現れ、炎症反応もみられます。
古い膿疱がなくなるとともに、新しい膿疱が現れ、こちらが繰り返されます。

症状が出る部位
手のひら
 手のひら中央、母指球、小指球などにみられます。

土踏まず、かかと、足の縁などにみられます。

その他
 まれに、手のひらや足の裏以外に膝などにもみられることがあります。

病気の原因
扁桃炎、虫歯、副鼻腔炎、中耳炎などの病巣感染や、歯科金属などの金属アレルギーが関係しているころもありますが、はっきりとした原因は現在のところ分かっていません。

予後
患者さんによって異なりますが、多くは平均3~7年で軽快すると言われています。

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