皮脂欠乏性③

保湿剤の塗り方

保湿剤は、皮膚にうるおいを与えたり、水分が逃げないようにする
働きをします。皮脂欠乏症の治療の基本は、保湿剤を塗ることです。
症状を悪化させないように、早めに保湿剤を塗るようにしましょう。

保湿剤の選び方
・保湿剤には軟膏、クリーム、ローション、フォームなど
 さまざまな種類があります。
 夏はさっぱりとして使用感が良いフォームやローション、
 冬は皮膚を保護する効果が高い軟膏やクリームなど、
 季節や症状に合わせて選ぶと良いでしょう。

・湿疹(赤み)がある場合(皮脂欠乏性湿疹になった場合)
 症状が悪化して湿疹(赤み)がある場合は、
 ステロイドの塗り薬で治療します。

・かゆみが強い場合
 かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の
 飲み薬などで治療します。

使用量の目安
 軟膏やクリームは、人差し指の先端から一つ目の関節まで伸ばした量*、
 ローションは、1円玉くらいの量(いずれも薬0.5g)が、大人の手のひら
 約2枚分の面積に塗る量の目安になります。
 また、ティッシュが皮膚に付く、または皮膚がテカる程度にも使用量の目安になります。
 *チューブの穴の大きさ(口径)で量が変わります。

保湿剤の塗り方
 手を清潔にして保湿剤をとり、手のひらでやさしく丁寧に、
 すりこまないようにして塗ります。
 保湿剤は朝と夜と2回は塗りましょう。
 夜は特にお風呂上りが効果的です。

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