ニキビは皮膚科に行こう!①

今日から月1回程度、当院でも悩んで受診される患者さんが多い「ニキビ」について
ニキビのメカニズムや治療方法・お薬についてやスキンケアでのアドバイスなど…
ニキビに関するいろんなことを数回に分けてお話していきます。

1回目はまずはクイズです
下の数字は何の割合でしょう?

フランス58%、ドイツ54%、アメリカ32%、日本17%

正解はニキビを皮膚科で治療する人の割合です。
日本だけ著しく低いことがわかります。
ニキビで悩んでいるにもかかわらず8割の人が病院にかからないのが現状です。
さらに、子ども・思春期のニキビになると「病院でみてもらう」という方が親で30%、子ども20%未満になります。

ニキビは放置したりつぶしたりすると「ニキビ痕」ができてしまうこともあります。
ニキビ痕を消す治療はまだ確立していません。
ニキビ痕をつくらないためには早めにニキビを治しニキビをつくらないことです。

ニキビがあると気が滅入ったり落ち込んだり自分に自信が持てなかったり…
大人でも子どもでもそれはみんな同じです。

ニキビ治療はこの数年で大きく進歩しています。
今まではできてしまった赤いニキビに対する塗り薬しかなかったのですが、今は新しい作用のお薬が出ています。
赤ニキビだけではなく、赤ニキビになる前の白ニキビ、さらにはその前の段階から治すお薬がでています。
比較的新しいお薬なので皮膚のエキスパートである皮膚科専門医にご相談いただくと安心です。

そんなにひどくないし…顔洗っていれば治るし…
と、油断されず、大人も子どももぜひ、早い段階で気軽に皮膚科に相談にきてくださいね。

ニキビ治療は早めにスタートするのが肝心です!

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