2023.08.01 カテゴリ：ブログ

汗疱(汗疱状湿疹)

最近手のひらや足の裏がかゆい。小さな水ぶくれがプツプツ出てきた。皮がむけてきた。という方、それは汗疱かもしれません。
汗疱は夏の汗ばむ季節や、発熱後などに多くみられ、皮がむけると外的な刺激も受けやすくなり、痛みや亀裂を生じます。
時には猛烈なかゆみに襲われることもあります。
汗疱ができる原因としては、汗や洗剤、金属かぶれなどによるものの他、アトピー素因、多汗など体質的なものが多く、一度良くなってもまた繰り返すことがあります。
水虫でも同じような皮むけが見られますが、治療薬が異なります。
手足にみられる病気に掌蹠膿疱症というものもあります。
まずは皮膚科医に診断してもらうことが治療の第一歩ですね。
手のひらや足の裏は皮が厚いので、十分な強さの外用薬を使って治療しましょう。
手足を清潔に保ち、保湿剤で保護することも重要です。
かゆみが強い場合は、抗ヒスタミン薬も有効です。
汗疱かな？水虫かな？といった症状がありましたら、皮膚科専門医の当院へお越し下さい。

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