ほくろとメラノーマ

ほくろ」とは、皮膚の色素細胞が増殖してできた良性の腫瘍のことを指します。
生まれつき、または子どもの頃からある先天性のものと、大人になってから生じる後天性のものとに大きく分類されます。
体のどの部分にも発症し、初めは平らだったものが、ゆっくり大きくなったり、盛り上がったりすることもあります。
表面はつるつるしたものや、ざらざらしたもの、毛が生えているものもあります。
色は茶色や黒が一般的ですが、肌色、灰色、青色、稀に赤いものもあります。
ほくろのある方はメラノーマ(悪性黒色腫)との鑑別が気になるところではないでしょうか?
メラノーマは日本人ではおよそ10万人に一人と言われています。
足裏に多くみられるので、足裏のほくろで7mm以上のものはダーモスコピーという拡大鏡で診る検査や一部を切除し病理検査を行う場合もあります。
通常はほくろがメラノーマに変わることはないと言われていますが、以下のものは悪性の可能性もあるので受診なさってください。

①一つのほくろの中に様々な色がある。
②6ヶ月以内に大きさや厚みが変化した。
③形がいびつ
④出血する
⑤毛の生える部分の皮膚にあり直径6mm以上

ダーモスコピー検査は受診当日その場で行います。
病状により日帰り手術が必要な場合は平日院長が担当しております。
良性のほくろも手術をご検討の場合は平日の院長外来にてまずはご相談ください。

※手術当日のみ平日の16:00または12:00の予約制とさせていただいております。
通常の診察は予約制ではございません。

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