手荒れと間違いやすい病気

この時期、感染症対策として手洗い、アルコール消毒を頻繁に行うことにより、手に関するトラブルが増えています。

注意しなければいけないのは、手荒れ(手湿疹)と似たような症状が出る病気があり、それぞれ原因や治療法が異なるので、皮膚科の医師の診断が必要になります。

・手荒れ(手湿疹)
かゆみを伴うことが多く、赤み、細かいブツブツ、小さな水ぶくれなとがみられます。

・手白癬
皮膚の表面がむけてボロボロになったり、湿ってジュクジュクしたり、水ぶくれが出来たりします。

掌蹠膿疱症
膿のたまった水ぶくれが手のひらや足の裏に数多くみられ、赤くなります。

・乾癬
皮膚の盛り上がるような赤みや、その表面の白っぽい細かなかさぶたが、フケのようにボロボロと剥がれ落ちます。

・疥癬
ガサガサとした白っぽいブツブツや細かく積み重なったかさぶたが、指の間などにみられます。

・皮膚筋炎
力が入りにくくなったり、指関節などのガサガサとした盛り上がった赤みが特徴の1つです。

以上のように、いろいろな病気がありますので、自己判断せずに皮膚科の医師に相談しましょう。

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