乾癬について

乾癬は「炎症性角化症」という皮膚の病気に分類され、皮膚から少し盛り上がった赤い発疹の上に、銀白色の垢(鱗屑)が付着し、ポロポロとフケのようにはがれ落ちます。
また乾癬の皮膚では、症状が出ていない部分を掻いたり傷つけたりすると、そこに症状が出てくることがあり、「ケネブル現象」と呼ばれます。

発症原因としては、体質的な要素(遺伝的素因)に気候、ストレス、風邪、喫煙、飲酒、食生活などの外的因子と糖尿病、脂質異常症(高脂血症)、肥満などの内的因子が加わって発病すると考えられています。

治療法は、大きく分けて外用療法・内服療法・光線療法・生物学的製剤の4つの方法があります。(※生物学的製剤は当院で行っておりません)

乾癬の治療で一番重要なのは、患者さんが継続して積極的に治療に取り組むことです。
症状の程度と患者さんのQOL(生活の質)の両方を改善するために患者さんにとって一番良い治療法を選択しますので、医師とよく相談しましょう。

LINEで送る