日光角化症について

日光角化症とは、日光(紫外線)を浴び続けてきたことにより発症する皮膚疾患です。特に紫外線のダメージが長年蓄積された60歳以上の方で多く認められます。顔や頭部での発症が最も多く、手の甲などにも発症します。
治療をせずに放置すると有棘細胞がんへと移行する可能性がある皮膚がんです。
日光角化症には痛みや痒みなどの自覚症状は殆どありません。このため、気づいた時には既に病気が進行し、有棘細胞がんに進行してしまった、ということも稀にあります。
60歳以上であり、仕事や趣味などで長時間屋外で過ごすことが多かった方や、肌が日焼けで赤くなりやすくあまり黒くならない方で、顔や手の甲などに次のようなものがみられる方は早めに皮膚科を受診することが大切です。
1.紅みを帯びたシミ
2.表面が少しザラザラしていて、境界がわかりにくいシミ
3.繰り返しジクジクしたり出血して瘡蓋が付着している。
4.瘡蓋のようなもので覆われ、イボ状になっている。
5.表面がカサカサしていて少し盛り上がり紅みを帯びている。

自分で見るだけでなく、家族にも手伝ってもらい、チェックしてみましょう!

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