尖圭コンジローマ

尖圭(せんけい)コンジローマは、性感染症の一種で、誰にでも感染・発症する可能性のある病気です。
性感染症のなかでは、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、淋菌感染症に続いて報告患者数が多いとされています。

尖圭コンジローマの患者さんは10代後半〜40代の人が中心で、女性の方が男性よりも年齢層が少し低い傾向があります。

尖圭コンジローマはHPV(ヒトパピローマウイルス)というウイルスの感染が原因で発症します。このウイルスは主に、セックスやそれに類似する行為により皮膚や粘膜にある小さな傷口から感染します。
大切なパートナーに感染させる恐れがあるため、早期治療をお勧めします。イボを治療せずに放置しておくと、人によってはイボの数が増えたり、大きくなったりすることがあります。

尖圭コンジローマの治療法は大きく分けて、「薬による治療法」と「外科的な治療法」の2つがあります。
当院で行っている外科的な治療とは、冷凍凝固法といい、麻酔はせずにイボを液体窒素で何回か凍らせて取り除く治療法です。

性器や肛門のまわりに、淡紅色や褐色の乳頭状やカリフラワーのようなイボがあれば、尖圭コンジローマを疑い、早めに受診してくださいね。

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