水虫(足白癬)

水虫(足白癬)は、皮膚糸状菌という皮膚を栄養とするカビによる感染症です。
足だけではなく、手、頭、股部、体部などにも感染します。

足に次のような症状はありませんか?

・足の指の間に赤い斑点や小さな水ぶくれができ、カサカサしたりジクジクして痒い。

・土踏まず、足縁に小さな水ぶくれがよくできて、乾燥してカサカサする。

・足底、かかとの皮膚が硬くなったり、皮膚の表面がざらざらする。切れて痛い。

診断には顕微鏡検査による白癬菌の検出が不可欠です。
湿疹やかぶれなど似たような症状の皮膚疾患があるためです。
自称水虫の3分の1は水虫ではないと言われています。
市販の抗真菌剤を塗っていると菌が検出されないことがあり、進行すると治るのに時間がかかるため、自己判断はせずに早めの受診をお勧めします。

治療には、抗真菌剤外用(塗り薬)、抗真菌剤内服(飲み薬)、2次感染を起こした場合は抗生剤の内服や外用が必要になります。
外用には軟膏、クリーム、液剤などタイプがあり、皮膚の状態によって選択されます。
内服は、ほかの薬との飲み合わせに注意が必要なため、医師とご相談ください。

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