神保町駅前皮膚科・アレルギー科
皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科
03-5577-3877
月曜から金曜まで毎日診療
休診日/土曜日・日曜日・祝日
皮膚科 小児皮膚科 アレルギー科
03-5577-3877
月曜から金曜まで毎日診療
休診日/土曜日・日曜日・祝日
神保町駅前皮膚科 通信
お知らせ & 日々のこと
手や足の角質が部分的に硬くなったり、厚くなったりしていませんか?
一定の場所に物理的刺激を加え続けると、角質が増殖し硬くなってきます。
平坦に一様に肥厚しているものをたこ(べんち)といい、皮膚の内側に向かって芯のように角質が増殖しているものをうおのめ(けいがん)といいます。
たこは指、手のひら、足首などに、ペン、ラケット、バット、ゴルフクラブなどによる繰り返される刺激や正座などの負荷により生じます。ペンだこ、クラブだこ、座りだこと言われるものですね。
うおのめは足の変形や障害が原因だったり、自分の足にフィットしないきつい靴、底の硬い靴を履いていること、加重の偏った歩き方をしていることが原因だったりします。
たこは痛みを伴わず、日常生活での支障はあまり感じないかもしれませんが、うおのめは足の裏や足の指などにでき、円錐形の角質の塊が内側に刺さるように痛くなってきます。
たこもうおのめも痛みが無ければ治療しなくても良いものですが、硬くなって気になる、痛みがあるといった場合は、ニッパーやメス、カミソリなどで角質を削り取ります。
軽石などでゴシゴシ擦っている方もいるようですが、刺激で更に角質が増殖してしまうことがあります。
爪切りなどでご自身で削っているという方もいらっしゃいますが、傷がつくと細菌感染を起こすことがありますので、皮膚科にご相談いただくのが賢明ですね。
糖尿病がある方は、細菌感染から気付かぬうちに重症化する場合がありますので特に注意が必要です。
たこ、うおのめの治療としては、削る以外にも角質を柔らかくするクリームや貼り薬を使用することもあります。
ヒールの高い靴、つま先の狭い靴など明らかに原因がある場合は、その靴は履かない、ローテーションで履くといった対処が必要でしょう。
まれにうおのめだと思っていたものがウイルス性のイボだった、ということがあります。
これは放置すると他の部位に感染したり、他の人へうつしたりします。
公衆浴場、サウナ、プールなど、公共施設で裸足になる機会がある方、判断に迷ったり、ご心配な方はどうぞ診察にいらして下さい。