陥入爪・巻き爪

「巻き爪」になってしまったと言って診察に来られる方が多いのですが、実際には「陥入爪」であることが多いです。

陥入爪は母趾(足の親指)に生じることが多く、爪のまわりに発赤、腫脹を認め、易出血性の肉芽を形成します。

原因は窮屈な靴、先端の尖った靴、瞬発力を要する運動、先端を踏まれることをきっかけに発症などが考えられますが、一番の原因は深爪です。

足の親指の爪の誤った切り方に注意です!

爪が短すぎる→先端の皮膚が隆起し、爪の伸長が妨げられて変形しやすくなります。

爪の角を切り落とす→爪が皮膚に食い込んで、炎症や痛みが生じやすくなります。

爪が長すぎる→靴などに圧迫されて、痛みや爪の変形が生じやすくなります。

正しい切り方→爪の先端が四角い形になるように(爪の両角を残す)、親指と同じ長さになるように切りましょう。

陥入爪の治療法は様々ありますが、当院で行っている治療法は下記の4つです。

①抗菌薬の経口投与とステロイド外用塗布
②テーピング法
③ワイヤー法(自費診療)
④フェノール法

症状の段階によって治療法は異なり、施術に予約が必要な場合もあります。
早めの受診をお勧めします。

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