円形脱毛症

円形脱毛症とは髪の毛が円形や楕円形に抜け落ちてしまう病気です。
大きさや発症した場所によっては自分では気付かず、家族や美容院で指摘されたというケースもあります。
男女差はほとんどなくどの年齢でも発症しますが、比較的20～30代に多い傾向があります。

大きさは10円玉くらいから全頭、まゆ毛、体毛に及ぶものまで様々です。

脱毛の場所や範囲によって、
単発型、多発型、蛇行型、全頭型、汎発型などの種類に分かれます。

【当院で主に行っている治療について】

・冷却療法
液体窒素を脱毛斑にあて、誤作動を起こした免疫細胞の働きを抑えて、毛髪の再生を図ります。

・ステロイド局所注射
炎症や免疫機能を抑える効果のあるステロイドを脱毛斑に注射します。

・局所免疫療法
人工的にかぶれを起こす化学試薬(当院ではSADBE)を使い、頭部にかぶれを起こさせることにより発毛を促します。

・外用薬の使用

・内服薬の使用

円形脱毛症は、状況が改善して完治するまでに時間を要し、一度治っても再発を繰り返すこともあります。
主治医と相談して他の治療法を試してみたりしながら、治療に対する意欲が薄れたり、ストレスがたまらないよう、
あせらず続けていきましょう。