「いぼ」について

一般に「いぼ」と呼ばれているものには、医学的にみると色々な皮膚病が含まれています。

「いぼ」というのは俗語で、専門用語では「疣贅(ゆうぜい)」といいます。
多くはウイルスの感染で出来る「ウイルス性いぼ(疣贅)」で、見た目や、出来やすい場所の違う色々な種類があります。

お子様に多い「みずいぼ」は、専門用語では「伝染性軟属腫」と呼ばれます。
ウイルス性疣贅と似ていますが、原因となるウイルスの種類が違います。

中高年の顔や首や背中などに出来る老人性疣贅はウイルスとは関係なく、良性皮膚腫瘍の一種です。

いぼのように見える皮膚病にウオノメやタコもあります。
靴が合わないなど、皮膚の一定部位に摩擦や圧迫などの刺激が繰り返し加わることにより固くなったものです。

注意しなければいけないのは、いぼと思っても、医師の目で見るとそうではないケースが多くあることです。
また、治療には外科的処置、外用療法、内服療法などから最も適していると思われるものを選んで行います。
自己判断はせず、専門医の診察を受けましょう。

LINEで送る