スギ花粉症の治療について

皆さまこんにちは。

今回はスギ花粉症の舌下免疫療法についての説明をさせていただきます。

スギ花粉症は、スギ花粉が原因(アレルゲン)となっておこるアレルギー疾患です。
主にくしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどのつらいアレルギー症状によって日常のさまざまな場面で影響を及ぼすことが分かっています。

スギ花粉症の治療法の一つに、アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法は、アレルギーの原因となっているアレルゲンを少量から投与することで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげたり、日常生活に与える影響を改善するなどの効果が期待されます。

これまでのスギ花粉症に対するアレルゲン免疫療法は、医療機関で皮下に注射する「皮下免疫療法」だけでした。しかし、最近では、舌の下で治療薬を保持する「舌下免疫療法」のお薬「シダキュア・シダトレン」が登場し、自宅で服用できるようになりました。(※当院では注射による免疫療法は行なっておりません)

舌下免疫療法はスギ花粉の非飛散期から開始する必要があり、6月から12月の間に投与開始することが勧められています。ただ、すでに他院で治療中で、転勤や引っ越しなどで通いづらくなった方などは当院でもすぐ処方可能です。(必ずお薬手帳や服用カードをお持ち下さい。)

また、当院では「シダキュア・シダトレン」を処方できるのは平日のみとなります。
ご来院の際はご注意下さい。

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