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ステロイド外用剤の副作用について②

先日の続きになります。

⑥ステロイド外用剤を使用すると、色が黒く残ってしまう。
×です。日焼けの後に肌が黒くなるように、皮膚の炎症が治まった後に色素が残り、肌が黒くなることはあります。

⑦妊娠中や授乳期にステロイド外用剤を使ってはいけない。
×です。産婦人科医や皮膚科医と相談しながら、症状に合わせたステロイド外用剤を上手に使っていくことが大切です。

⑧ステロイド外用剤は皮膚に蓄積する。
×です。ステロイド外用剤が皮膚に蓄積することはありません。

⑨ステロイド外用薬を長期間使用すると、血管が浮いて、皮膚が薄くなる。
○です。医師の指示を守っておくすりを上手に使えば避けることもできます。

⑩ステロイド外用剤を使用すると白内障になる。
×です。アトピー性皮膚炎で白内障を生じる患者さんの発生率はステロイド外用剤が一般に使用される前と、ステロイド外用剤が広く使用されるようになってからで変わっていません。

以上でステロイド外用剤のよく誤解されていることについての説明は終わりです。他に心配のことがあれば診察の時にでも聞いてください。

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