高度な皮膚科医療

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こんにちは😊
今月は、当院では対応していない治療法になりますが、少し高度な皮膚科医療のお話です🏥
こんな治療法もありますよ、といったかんじです。
※処方はできませんが、治療を希望される患者さんには大学病院への紹介もできますのでご相談ください。

*JAK阻害剤*

○リンヴォック(内服💊)…アトピー  (高)
○リットフーロ(内服💊)…円形脱毛症 (高)

*バイオ製剤*

○デュピクセント(注射💉)…アトピー (高)
○ミチーガ(注射💉)   …アトピー (高)
○イブグリース(注射💉) …アトピー (高)
○ゾレア(注射💉)    …じんま疹 (高)

 ※(高)→高額療養費制度適応

☆バイオ=生物学的製剤とは、、、🧐
バイオテクノロジー(遺伝子組換え技術や細胞培養技術)を駆使して製造された薬のことです。
高分子のタンパク質なので、内服すると消化されてしまうため、点滴か皮下注射で投与します。
メリットとしては抜群に効くことですが、デメリットとしては費用が高額なことでしょうか。
JAK阻害剤については、強力な免疫抑制作用があるため、肺炎など感染症にかかりやすくなるなどがあります。

生物学的製剤

*デュピクセント* 💉 当院でも処方可
アトピー性皮膚炎
生後6ヶ月〜
高額療養費制度適応
アトピー性皮膚炎は『炎症』『かゆみ』『バリア機能低下』の3つの要素が関係し合って悪循環をおこします。
デュピクセントは、このどれか1つを抑えるのではなく、3つ全てに効果が期待できます!
※詳しくは先月のブログをご覧ください☺️

*ミチーガ*  💉
アトピー性皮膚炎
6歳〜
高額療養費制度適応
ターゲットはかゆみ🎯
かゆみを引き起こすはたらきをブロックし、アトピー性皮膚炎の痒みを抑えるお薬です。

*イブグリース* 💉
アトピー性皮膚炎
12歳〜
高額療養費制度適応
アトピー性皮膚炎を起こしたり悪化させたりする成分を狙い打ちするお薬です。

*ゾレア* 💉
じんま疹
12歳〜 
高額療養費制度適応
特発性の慢性じんま疹に効くお薬です。
特発性の慢性じんま疹を起こす元のひとつと考えられているIgEを抑える作用があります。
※特発性…原因が見当たらないこと
2020年からはスギ花粉症にも保険適用となりました。

JAK阻害剤

*リンヴォック* 💊
アトピー性皮膚炎
12歳〜
高額療養費制度適応
リンヴォックは、免疫をつかさどる細胞の中にある『JAK』という部分に結合して、かゆみの原因となる炎症サイトカインが過剰につくり出されることを防ぎます。
服用前に血液検査🩸やレントゲン🩻などの画像検査が必要です。

*リットフーロ* 💊
円形脱毛症
12歳〜
高額療養費制度適応
円形脱毛症は、関節リウマチなどと同様に自己免疫疾患のひとつで、免疫細胞が毛包を攻撃している状態です。
リットフーロは、毛包を攻撃するサインが伝わらないようにするお薬です。
血液検査🩸やレントゲン🩻など、事前検査が必要です。
そのほか、服用時に併用禁忌薬や注意が必要な薬などがあり、なかなかハードルが高い薬のイメージです。

かゆみのために皮膚を引っ掻くと、かゆみがおさまるような気がしますが、決してそうではなく、逆にかゆみが増強されてしまいます!

この悪循環を『イッチ・スクラッチ・サイクル』といって、アトピー性皮膚炎が長引いて悪化する原因となります🙅‍♀️

いずれも敷居の高い治療法になりますが、バイオ製剤(生物学的製剤)についてもっと詳しく知りたい方、大学病院への紹介など、お気軽にご相談ください☺️

以上、6つの高度な皮膚科医療を紹介してみました!
お薬代が高かったり、事前検査が必要だったりと、なかなか容易ではない治療法にはなりますが、長年同じ症状でお悩みの方は、この機会に臨んでみてはいかがですか。

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