抗ヒスタミン薬

【アレルギー反応】

アレルギー反応は、体の中にある
ヒスタミンという物質が活性化すると
起こります。
皮膚のかゆみ・乾燥、
目のかゆみ、鼻水などの症状が現れます。
蕁麻疹、湿疹、皮膚炎、
アレルギー性鼻炎など。

【抗ヒスタミン薬】

ヒスタミンの作用をおさえるのが
抗ヒスタミン薬です。

抗ヒスタミン薬には、最初に開発された 第一世代、
その強い眠気などの副作用を軽減するために改良された第二世代、第三世代があります。現在は、第二・第三世代が主流となっています。

【薬の使い分け】

よく使われる抗ヒスタミン薬は十数種類あります。
どうやって選べばいいのでしょう。
まずは、医師との問診が大切です。

・薬の効き方には個人差があるので、
いろいろ試して患者さん自身に合ったものを見つけていきます。

・車の運転、危険な作業に従事している
場合には、それに適した種類を選びます。

・妊娠、授乳中にも比較的安心して
使用できるものがあります。

・服用回数が1日2回、1日1回のもの、
服用時間が食事に左右されないもの、
水なしで服用出来る口腔内崩壊錠など
それぞれに特徴があるので、
飲み忘れを防ぎたい、
テレワークと出勤の日では
食事の時間が違ってしまうなど、
患者さんのライフスタイルに合わせて薬剤を選びます。

【早めの対策を】

蕁麻疹、アトピー性皮膚炎
湿疹などの疾患はもちろん、
来月になるとスギ花粉の飛散が徐々に始まり、花粉症の時期となります。
治療の効果を高めるため、
早めの受診をおすすめします。

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