ジベルばら色粃糠疹

2022.09.23 カテゴリ：ブログ

ジベルばら色粃糠疹（ヒコウシン）とは、皮膚にかさかさした赤みが出現し、1~2週間かけて広がり、通常2ヶ月以内に自然に消えてしまう皮膚の病気です。
胸、おなか、背中に症状が出ることが多く、腕や脚の先や顔にはまず症状が広がりません。首以外にも、まぶた、わきといった体のやわらかいところにできます。
10～35歳の年齢層、女性に多くみられます。

原因はウイルス感染と言われていますが、まだはっきりわかっていません。
治療しなくても自然に改善しますが、かゆみのある場合はステロイド外用剤や抗アレルギー剤により症状を軽減させます。ただし治療をおこなっても改善するまでには数週間かかります。

脂漏性皮膚炎、体部白癬、乾癬、梅毒、薬疹など他の皮膚病に酷似する場合もあり、鑑別診断が必要ですので、医師の診断を受けることをおすすめします。