水虫

気温や湿度が高くなってくる季節になりました。
高温多湿は「水虫」が好む環境です。
毎年、暑くなってくると足が痒い…という方もいらっしゃると思います。

ただ、水虫だと思って受診する患者さんのうち、3割ぐらいが実は別の病気なのです。
これを鑑別するのが顕微鏡検査です。皮膚の表面の角質を採取し、液体で溶かして顕微鏡で観察します。
これによって、似た症状を起こす他の病気と区別します。

しかし、患者さんの自己判断で市販の薬を塗っていると、水虫の原因である白癬菌が出ず、顕微鏡検査での診断がつきにくくなる場合があります。
水虫かな?と思ったら、まずは皮膚科を受診することをお勧めします。

【主な症状】

・ジュクジュクする
・皮膚がむける
・小さい水ぶくれが出来る
・かゆみが強い
・皮膚が固くなったり、表面がざらざらしてくる

【症状が出る部位】

・足(指の間、足の裏)
・手
・頭
・股部(陰部、お尻)
・体(胴体、顔、首)

【症状が似ている皮膚疾患】

・湿疹、皮膚炎
・かぶれ
・汗疱(かんぽう)
・カンジダ症
掌蹠膿疱症

など

LINEで送る