老人性イボ(脂漏性角化症)

老人性イボ(脂漏性角化症)は加齢と共に主に露出部(顔や手の甲など)に生じてきます。
鶏卵大までの茶色〜黒褐色、類円形の腫瘤で表面がザラザラしていることが多いです。
一種の老化現象で良性の腫傷です。
その特徴的な所見から視診のみで多くの場合は診断ができます。

当院で行っている脂漏性角化症の治療は、保険適応での液体窒素による凍結治療となります。
(自費診療でのレーザー治療等は行なっておりません)
治療後2週間程度でかさぶたになって剥がれ落ちます。個人によって治療への反応が違い、1~2週間の間隔で数回の治療を要することもあります。

加齢に伴うものですから取ったとしても新たに出てくるのを止められるものではありませんので、一時的に減らしたり小さくできるとお考えください。また、時間がたてば再発することもあり、治療したところに炎症後色素沈着といって茶色いシミが残ったり逆に色が抜けたりすることがあります。

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