スキンケア入門👩‍🏫vol.Ⅱ〜皮膚の機能〜

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こんにちは😃
神保町駅前皮膚科のブログをご覧いただき、ありがとうございます😊

さて、日本の2月の行事として節分がありますが、皆さんは豆まき👹しましたか?
鬼は外〜 福は内〜♪

鬼は外!
払った鬼はバリア機能。
福は内!
呼び込んだ福は保湿剤。
皮膚もしっかり私達の身体を守ってくれているのです❗️

そこで。。
今月のスキンケア入門のお話は、、、

だけじゃない!驚きの皮膚の整理機能

スキンケアは、皮膚の整理機能を良好に維持する、あるいは向上させるために行うケアである以上、皮膚の整理機能の正しい理解はスキンケアにおいて有効です。
そもそも皮膚はヒトの最外層をくまなく覆い、体液の喪失を防ぎ、内臓を守っています。
そして、近年の基礎皮膚科学の発達により、皮膚は増殖因子の産生や、抗菌ペプチドの分泌など多彩な作用をもつことが明らかになってきました。

つまり、皮膚は外界との遮断としてのバリア以外にも、さまざまな重要な機能を有しており、今日ではヒトの最大臓器として認識されています。
    
主な機能

①バリア(外界からの遮断・保護)
②保温調節作用
③知覚作用
④分泌作用
⑤産生作用
⑥免疫作用
⑦吸収作用
        などがあります。

皮膚呼吸に関して、それができなくなると死んでしまうと本気で心配する患者さんは少なくなく、皮膚呼吸ができなくなるとヒトは死ぬという都市伝説が存在していましたが、全くの誤りですのでご安心を。笑

細胞たちの素敵なアンサンブル

物理的バリアって🤔?
皮膚の整理機能として最も重要なのはバリア機能です。
なかでも物理的バリアとしての皮膚は、とくに表皮の果たす役割が大きく、皮膚科医療従事者のみならず、この構造を知れば正しいスキンケアの理解がより一層深まるのではないかと思います。

少し専門的になってしまいますが😅

皮膚の構造
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皮膚は厚さ0.2㎜で、角化細胞がその殆どを占めます。
表皮は例えるとブロック塀です。
ブロック塀は頑丈なコンクリート製のブロックどうしがセメントでしっかり固められて外敵から家を守っており、まさに物理的バリアというに相応しい☝️
表皮のうち、角層は死んだ細胞で、
表皮の角化細胞は、あたかも自らを犠牲にして外敵から私達を守ってくれる、けなげな細胞なのです🥺

スキンケアの基本中の基本!保湿剤!

保湿剤はどう選ぶ?what to choose

保湿剤には市販される薬品から、医療用として処方により供される外用薬、更には入浴剤までもが含まれます。

外用薬には古典的な軟膏とクリーム、ローションがあります。
一般に使われる化粧品がクリームやローションであるのは、軟膏に比べてベトつかず、使用感がよいからです。

外用薬において薬効を示す物質を【配合剤】といい、それを保持する物質を【基剤】といいます。
配合剤は荷物、基剤は車と捉えるとわかりやすいかと思います。
軟膏・クリームなどの剤型の違いはこの基剤、すなわち車の違いなのです。
配合剤.....ヒトや荷物
基剤.........自動車
        のイメージですね。

スキンケアが重視される皮膚疾患として

皮脂欠乏性湿疹
◆手湿疹
アトピー性皮膚炎
      などがあります。

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保湿剤にはエモリエント効果
     モイスチャライザー効果を期待できる製品があります。

エモリエント効果って🧐?
皮膚からの水分蒸発を防止して、皮膚を柔軟にします。

モイスチャライザー効果って🧐?
皮膚に水分を与えることで、皮膚バリア機能を保ちます。

保湿目的に用いる外用薬は下の表のようなものがあります。↓↓↓

それぞれに長所と短所がありますね。

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ここまで読んで頂いた皆さんは、【神保町駅前皮膚科スキンケア検定】4級です🏅  進級目指して毎月の閲覧をおすすめします😊💪

🖋今月の皮膚科一句🖋

垢スリで バリア壊され 弱い肌

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