単純ヘルペスについて

口の周囲や顔全体にできるヘルペスは、単純ヘルペスウイルスによって起こります。
通常は乳幼児期に初めて感染し、顔に分布する神経の根元に潜みますが症状はおこりません。
ですが、体の抵抗力が弱った時に皮膚や粘膜(唇、口の中など)に、水疱を作るといった悪さをします。
同じところに繰り返して発症するのが特徴です。

ウイルスを増長させないためには…

①疲労、ストレス、発熱、風邪、強い日光にあたるなど、体の抵抗力を弱めるような刺激を避けるようにしましょう。

②水疱が出る前に、かゆみや軽い刺激感が現れることがあります。その段階でウイルスを抑える薬を使えば症状は軽くすみます。ひどくならないうちに医師の診察を受けてください!

③他の人にうつさないための注意が必要です。水疱やただれが起きている患部にはなるべく触らないようにし、手洗いを十分行いましょう。患部は覆っておきましょう。

残念ながら、今のところウイルスを体から追い出す方法がありません。なるべくウイルスの活動を抑えながら共存していくことになります。良い薬や治療法がいろいろありますので、自己判断せず医師の指示に従うことが大切です。

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