マチワイヤー

特徴
陥入爪、巻き爪の治療方法の1つです。爪に超弾性ワイヤー(ニッケル、チタン合金)を通して曲がった爪の形を矯正します。局所麻酔を必要としません。フェノール法より治療期間に時間がかかりますが、生えてくる爪の幅が細くなることはありません。

費用
1か所につき自費で8,000円です。保険は使えません。たとえば、右1趾では8,000円、左右1趾では16,000円になります。ワイヤーを入れて以降は、月1回の診察が必要です。その際は保険診療の診察代のみとなります。

処置後
ワイヤーを入れてから、数か月は入れたままです。日常生活は今まで通りで、処置した日から入浴できます。通常、消毒の必要はありません。爪が広がり、周囲の皮膚に当たらなくなったところで、ワイヤーの付いた爪ごと切除します。

注意事項

  • 曲がった爪が平らになって横に広がり矯正されるにつれて、ワイヤーが爪の両端から出て、靴下に引っかかることがあります。その場合、ガーゼなどで保護してください。また、外来受診の際にワイヤーの一部を切除する必要があります。
  • まれに爪が割れて、ワイヤーが外れてしまうことがあります。その場合、爪が伸びて再度入れることができるまで待つ必要があります。
  • 爪が硬いため、改善があまりなく痛む場合、再度処置をする必要がある場合があります。
  • 一度治った後も、再度靴などにより爪が変形し、陥入爪、巻き爪になることがあります。