けが(外傷)

出血が止まらず緊急の処置が必要と考えられる場合や骨折が疑われる場合などは総合病院の受診をお願いします。
ここではクリニックで扱うような軽傷のものに関して簡単に説明します。

  • 切創(切り傷)
    ナイフのような鋭利なものによる皮膚のみの損傷です。
  • 裂創
    強い牽引力で引き裂かれた創。創縁は不規則で傷んでいることが多いです。
  • 擦過創(擦り傷)
    摩擦などの外力によって表皮と真皮の一部が削られた創。
    治療に関してはまず生理食塩水で洗浄し、必要があれば局所麻酔下に縫合をします。その後テーピングをし、必要があればガーゼやドレッシング材を使用します。

処置後は
 ①安静
 ②テーピングの継続
 ③遮光(茶色のサージカルテープは②③を兼ねます)
 ④肥厚性瘢痕の治療(ステロイドの局注やテープなど、トラニラストの内服)

 などを必要に応じて行います。