東京都千代田区神保町の皮膚科。水道橋、九段下、御茶ノ水、神田、大手町からも通いやすいです。粉瘤、アトピー、ニキビ、いぼ、円形脱毛症、乾癬、白斑、ほくろ、巻き爪、爪水虫など皮膚病全般を平日毎日夜間まで、土曜日も診療。アレルギー検査39項目、インフルエンザ予防接種も行っています。

円形脱毛症

円形脱毛症

 円形脱毛症とは髪の毛が円形や楕円形に抜け落ちていく病気です。男女差はほとんどなくどの年齢でも発症しますが、比較的20~30代に多い傾向があります。人口の1~2%に発症するといわれ、100万人から200万人に及ぶと推測されています。再発を繰り返しやすいです。
原因として以下の4点が挙げられます。

・自己免疫疾患
 髪の毛の毛根組織に対して免疫機能の異常が発生すると考えられています。免疫機能の異常を発生させる要因としては、疲労や感染症などの様々な要因があります。

・アトピー素因(家族か本人にアトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎のいずれかがある)

・精神的ストレスによる影響

・遺伝的要素

 円形脱毛症の進行状況により、以下のいくつかの特徴的な症状が見られます。

  • 初期症状
    ・何の兆候もなく突然脱毛が始まった。
    ・頭部に地肌が見えるところがある。
    ・爪に小さなでこぼこがある。
    ・アトピー性疾患を患っている。
    ・脱毛斑が円形または楕円形であり、境界が比較的はっきりしている。
  • 進行中の症状
    上記初期症状のどれかに該当し下記の症状が見られます。
    ・朝起きた時、枕に抜けた毛が数本以上見られる。
    ・脱毛斑の周囲の毛を引っ張ると簡単に抜け、痛みもほとんどない。
    ・抜けた髪の毛の毛根部分が、細くとがった状態である。
    ・脱毛斑が広がってきた。
  • 回復期の症状
    ・脱毛斑の一部に細く短い毛が生えている。
    ・脱毛斑に毛穴が点々と見える。
    ・脱毛斑の周囲の毛を引っ張っても容易に抜けない。

脱毛の場所や範囲によっていくつかの種類に分かれます。
・単発型(最も多く脱毛斑が1か所、約80%が1年以内に自然治癒)
・多発型(脱毛斑が2か所以上、適切な治療を行っても、完治まで半年から2年かかる場合が多い)
・蛇行型(後頭部から側頭部の生え際に沿って広がる、治療期間が複数年にわたる場合あり)
・全頭型(髪が完全に抜け落ちる、相当の治療と期間が必要)
・汎発型(頭髪に加えて、眉毛、まつ毛、体毛なども抜け落ちる最重症型)

 治療法はさまざまです。

1.当院で良く行われている治療

  • 冷却療法
    液体窒素を脱毛斑にあて、誤作動を起こした免疫細胞の働きを抑えて、毛髪の再生を図ります。
  • ステロイド外用
    炎症や免疫機能を抑える効果があります。
  • タマサキツヅラフジ抽出アルカロイド内服
    アレルギー反応を抑制する作用や、血流を促進する作用などがあります。
  • グリチルリチン、メチオニン、グリシン複合剤
    炎症やアレルギーを抑える作用があります。

2.日本皮膚科学会円形脱毛症診療ガイドラインで特に推奨されている治療

  • 局所免疫療法
    人工的にかぶれを起こす化学試薬(当院ではSADBEを使用しています)を使い、頭皮にかぶれを起こさせることにより発毛を促す治療方法です。治療期間は半年から1年以上で、じっくり取り組む必要があります。比較的広範囲に脱毛している患者さんに対して行われます。子供にも使用できます。
  • ステロイド局所注射
     炎症や免疫機能を抑える効果のあるステロイドを、脱毛斑に注射する治療法です。症状が改善しない単発型、および多発型の成人患者に対して使われることがあります。高い水準の発毛効果がありますが、ステロイドの副作用を考慮し、原則として子供に対しては行いません。

3.その他の治療(当院で行っていないものも含みます)
・各種外用(塩化カルプロニウム、ミノキシジル)
・各種内服(抗アレルギー薬、ステロイド)
・紫外線療法
・直線偏光近赤外線照射療法
・点滴静注ステロイドパルス療法
・かつらの使用など
・漢方薬に関しては、漢方薬単独の治療効果をみた臨床治験はなく、円形脱毛症に対する有益性は現段階では十分に実証されていません。

またセルフケアとして
・規則正しい生活とたっぷりの睡眠をとりましょう
・軽く汗ばむ程度の運動や、入浴で血行を促進しましょう
・バランスのとれた食事や、身体を冷やさない食事をとりましょう
・ストレスの軽減
・正しいシャンプー方法で毎日洗いましょう

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