かぶれ(接触皮膚炎)

かぶれ(接触皮膚炎)は実に様々な原因により生じます。主なものを上げると、金属、植物、食物、日用品、化粧品、医薬品などがあります。
症状としては、基本的には原因物質が触れた部位に、紅斑(赤み)や漿液性丘疹(ぶつぶつ)、小水疱(小さい水ぶくれ)、びらん(浅い傷)、痂皮(かさぶた)などが生じます。
湿布など原因がはっきりしている場合も多いですが、顔の化粧品のかぶれなどは問診だけでは特定しにくく、原因物質の特定にはパッチテストを施行します。
パッチテストとはかぶれの原因と考えられるものを、背中または腕の内側に貼ります。2日間貼ったままで、その後はがし、1回目の判定をします。その翌日に2回目の判定をします。2回目の判定がおわるまでシャワー、洗髪は控えていただくので、涼しい季節に行う方がいいです。

治療は原因物質を絶つことが一番重要です。ステロイドの塗り薬でよくなりますが、原因物質との接触が続いていると再発します。